布遅葛を取りて
一夜の間に
衣・褌と 襪沓とを
織り縫ひ
藤服間遠くしあれば
いまだ著なれず
麻襖引きかがふり
布肩着ぬ有りのことごと
きそへども
唐衣着つつなれにし
つましあれば
さむしろに衣
かたしき今宵も
はんなりと 細工に
染まる 紅うこん
歌うても泣いても
人は昔より一段と
美しくなった
一夜の間に
衣・褌と 襪沓とを
織り縫ひ
藤服間遠くしあれば
いまだ著なれず
麻襖引きかがふり
布肩着ぬ有りのことごと
きそへども
唐衣着つつなれにし
つましあれば
さむしろに衣
かたしき今宵も
はんなりと 細工に
染まる 紅うこん
歌うても泣いても
人は昔より一段と
美しくなった
装
季節を纏ふ
なにを纏い
どういった装いが現代に
繋がっているのでしょうか